「会社の来客用玄関(エントランス)など外部の人が出入りするところにユニバーサルデザインを取り入れたい」
「会社の建物や外構におすすめのユニバーサルデザインは何?」

ユニバーサルデザインとは、提唱者であるロナルド・メイス教授によると、「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」です。

この記事では、勤めている会社の外構リフォームの際に担当者として「ユニバーサルデザイン」を取り入れた事のある私が、その体験談と「ちょっと失敗したかな」と感じた部分について解説します。

私が会社の外構リフォームを任された時に取り入れたユニバーサルデザインは、来客用玄関(エントランス)と従業員用玄関(昇降口)に、それぞれ「運搬用台車やキャスター付きカーゴが通れる通路」を作ることです。
なぜかというと、私の会社のエントランスや昇降口は、外の地面よりも高いところにある為、出入りする際に必ず4~5段ほどの階段を上り下りしなければならないからです。

ユニバーサルデザインを取り入れる前は、運搬用台車やキャスター付きカーゴに荷物を載せて出入りしようとした場合、まず荷物のみを手持ちしながら階段上り下りで運び、次に運搬用台車やキャスター付きカーゴを折りたたんだり持ち上げたりして階段上り下りをしなければなりませんでした。これは日々の業務で往復する人にとってはかなりの負担になっていました。

それがユニバーサルデザインを取り入れた事で、荷物を手持ちすることなく台車やカーゴを手押しでかつ1回で上り下りできるようになった為、かなり負担を軽減することが出来ました。

1年、2年と使用していく中で「ちょっと失敗したかな」と感じた部分は、作った通路の幅が若干狭かったことです。台車やカーゴもいろいろなサイズがある為、大きめの台車やカーゴで通ろうとすると引っ掛かってしまいます。(特にカーブがある場合はカーブの部分)
同様の通路を作る事を検討されている方は、この点に注意したほうが良いでしょう。

いかがでしたか?
今回ご紹介した内容を参考にして、みなさんの会社にもユニバーサルデザインを取り入れてみてください!